毎年、昭和の日は鴻巣山探鳥会の日です。 夏鳥に会える期待度の高い探鳥会ですが、雨になることも多く、3年振りの開催でした。 雨にならなかったのはよかったものの、晴れ過ぎていて、鳥は少なめでした。 私はキビタキを見たくて参加しているのですが、見つけたのはオオルリの方でした。 高い木の上を飛び回って大きな虫を捕まえた後、隣の木の横枝で食べていたようです。 しばらくじっとしていたので、撮ることができました。 食べ終わったら行ってしまったので、後ろの方にいた参加者は見ることができませんでした。

オオルリのオス




 その後、キビタキの声は聞こえましたが、どこにいるのかわかりませんでした。 キビタキは後ろにいた参加者が見ることができたとか。 他に撮れた写真は囀っているシジュウカラくらいでした。 ヤマガラもたくさん囀っていました。 コゲラは鳴き声はしても姿を見つけることがほとんどできず、 落ち着いて観察することもできませんでした。

シジュウカラのオス


 探鳥会後、再度キビタキを探しました。 毎年、囀っているキビタキを探していると、なぜか私のすぐ側に下りてきてくれる場所があるのですが、 今年もそこに行ってみると、やっぱり下りてきてくれました。 ジョウビタキのように、私に対しても縄張りを主張しているのでしょうか。

キビタキのオス


 鴻巣山探鳥会後は近くの福岡市植物園に行くのが私の慣例になっています。 植物園ではコルリが出ているそうで、しばらく植込みの近くで待ちましたが、 なかなか出てきてくれず、諦めました。 人の前に出てくるのが嫌いな子みたいです。 植込みの葉がまばらなので、青い姿を見ることはできました。

 その後は植物園を見て回りました。 落ち葉が積もっている斜面では、クロツグミのオスが落ち葉を掻き分けて食べ物を探していました。 クロツグミは真っ黒というイメージがあったのですが、頭だけ真っ黒で、体は結構青っぽいのですね。

クロツグミのオス



クロツグミのオスの動画


 クロツグミのオスの近くでアカハラのオスも落ち葉を掻き分けていて、 奥の方にはアカハラのメスもいました。 キジバトやムクドリもいたので、この斜面はお食事処になっているようでした。

アカハラのオス


アカハラのメス


 まだコサメビタキに会っていないんだよなと思って歩いていると、 植物園の中央の高い木からコサメビタキの囀りが聞こえました。 なんとか囀っている場所を見つけたものの、後ろ姿。 横を向いたところを撮ってみました。 嘴が二等辺三角形で、下嘴の大半が黄色く、先端が黒いので、コサメビタキに間違いはなさそうです。 ただ、顔も見えず、尾がどこかもわかりづらく、 私が撮りたかったコサメビタキの写真とはかけ離れたものになってしまいました。

コサメビタキ


 水場に戻ってみると、先ほどより人が増えていて、撮影する場所が空いていませんでした。 なんとか後ろからエナガの水浴びを撮った後、疲れたので帰りました。

エナガ


シジュウカラ、エナガ