そろそろハクチョウが来ていないか確認するために、 バスで干潟の北側の今津バス停まで行き、三角池を覗きつつ、干潟沿いに西へ進みました。 まだツクシガモは来ていないようです。 干潟にいたホウロクシギは相変わらず蟹を食べていました。 写真を撮るときに蟹を水の中に隠されてしまいましたが、鋏だけ見えています。

ホウロクシギ


　遠くを飛んでいた小さなカモメの仲間がひらひら干潟に降りるのが見えました。 翼の先が交互に白黒並んでいるので、ユリカモメではなく、ズグロカモメでよさそうです。 満潮に向かう時間だったので、もうお腹いっぱいだったのか、 干潟に降りて、まったりしていました。

ズグロカモメ



　いつもは遠くて見えない北側の方の干潟にはアオアシシギとダイゼンが歩き回ってお食事中でした。

ダイゼン


　干潟の真ん中にずらっと列になって休んでいるカワウの群れのちょっと先にヒシクイが2羽いました。 すぐに寝てしまいました。

ヒシクイ




　ハマシギの群れは2か所に分かれてお食事中でした。 結構たくさん来ていました。

ハマシギの群れ



　干潟観察後、チョウゲンボウを探して田んぼ回りを始めました。 機械を使って耕している土地にダイサギ、アオサギが集まっていて、 近くの電柱の上にチョウゲンボウのメスがとまっていました。

チョウゲンボウのメス


　かなり遠かったので、もう少し近づいて見ようと思って歩いて近づいていったのですが、 その前に人が通って少し離れたところに行ってしまいました。 私が耕している土地の前に着くと、ハクセキレイがたくさん電線に飛び上がってきました。 私がここを離れると、ハクセキレイは地面に降り、チョウゲンボウも電柱に戻ってきました。 しかし、カラスがやってきて、また私が元いた方向の少し離れた電柱に行ってしまいました。 近づけませんでした。

チョウゲンボウのメス


　チョウゲンボウかどうかわからないのですが、 機械が土地から出ていくや否や、猛禽が低空を高速で一直線に飛んできて、 ハクセキレイが飛び上がって避けたのが見えました。 捕まえたのかどうかはわかりませんが、猛禽はそのまま遠くへ飛んでいってしまいました。

　今津でもジョウビタキがあちこちで鳴いていました。

ジョウビタキのメス


　池ではハシビロガモを見つけました。

ハシビロガモのオス


　産学連携交流センターバス停に着いたので、帰ろうと思ったのですが、 バスは満員で乗れませんでした。 去年もそうだったような…。 この時期は九州大学で学園祭をしているようで、大学の方から大きな音がしていました。 仕方ないので、歩いて今津干潟まで戻ってみましたが、満潮になっていて、 たくさんいたシギたちやヒシクイはどこにもいませんでした。 どこかに休める場所があるといいのですが。

　中州でヘラサギの仲間が20羽以上休んでいました。 クロツラヘラサギもいましたが、結構ヘラサギが多そうでした。

ヘラサギの仲間の群れ



　帰りも3番系統の九州大学から直線で来たバスはまだ満員で乗れませんでした。 しかし、2番系統の少し違う方向から来たバスはがらがらで、乗れました。 バス停を変えて正解のようでした。