・放課後デイサービスで他と差をつけるには?
最近、放課後デイサービスの送迎バスを色々な地域でよく見かけるようになりました。
つまり、事業所の数が以前に比べ増えたということです。親の立場からすると我が子が支援を受ける場所が選べるようになったということです。選ぶと言っても単に価格だけの問題ではありません。重視するの基本的サービス+付加価値です。
放課後デイサービスの基本的サービスとは『児童に生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他必要な支援を行う』ことです。(大阪府福祉部障がい福祉室生活基盤推進課 指定申請の手引きより抜粋)一般的なのが個々の児童に合わせてボールなどを使って運動機能を高め、それを通して根気や自信を付けてていく方法です。
では、付加価値となるサービスとは『基本的サービス+何か』です。その何かとは、例えば
①人気なのがサッカーやドッジボールです。近頃の子ども達は、外で遊ぶ事が少ないので運動不足の解消にもなります。また、サッカーやドッジボールは他の子と協力しなければ成り立たないスポーツなので、遊びの中で自然とコミュニケーション能力が付きます。私がお勧めするのは、付加価値と呼べるものではないかもしれませんが、けいどろ(警察と泥棒に分かれてするおにごっこです)も協力しなければできない遊びです。
②その他には、英語、書道、など習い事的なものです。一般の子と同じレッスンを受けることに抵抗があるという方には、事業所で受講できれば安心ですし、送迎という親の負担もなくなります。こちらは、人を雇わないといけませんので事業所としては費用がかり簡単に出来ることではありません。年間の収支を見て検討する必要があります。
③軽度の障がい児であれば宿題も多かれ少なかれありますので、その宿題をきちんと見てあげる、分からない所があれば理解できるまで教えてあげることです。
上記3つは、親から離れ慣れない人と関わりを持つことが必要になります。時間はかかったとしても子どもは自分自身で自分の気持ちを伝えなければいけません。そして、親や学校の先生以外の人の話も聞かなければいけません。親は子どもに『1人で出来るようになって欲しい。』と思い放課後デイサービスという場所で多くの経験をさせて、我が子の可能性を広げて欲しいと願うのです。だからこそ、少しでも良いサービスつまり付加価値の高い事業所を探し選択するのです。児童の受入れ人数に伸び悩んでいる事業所の管理者様、小さな事でも構いませんので他の事業所とは違うことを始めてみてはいかがでしょうか。